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買取コラム
2015/02/06
【貴金属の基礎知識】地金とは
地金ってどんなものを指すの?
地金をざっくばらんに言っていまえば、貴金属の塊のことです。 金だけではなくプラチナや銀など宝飾品の原材料になる貴金属は、ほとんどが地金に当てはまります。 ただし、現在は地金と言うと資産運用で購入される金のインゴットを指すことが一般的です。つまり、地金イコール資産運用のための金だと考えれば良いでしょう。地金は資産となることから分かるとおり、純金の塊と同じです。
金の純度は99.99%以上で、フォーナインとも呼ばれています。
地金の製錬業者は世界に数十社しかなく、そのうち日本には10社ほど存在します。
なかでも、日本で唯一の公設貴金属市場である東京工業品取引所によって定められた受け渡し供用品指定ブランドなら、地金の純度99.99%以上が保証されているので安心して取引できます。
注意点としては、地金の刻印が鮮明に残っているか確認しておくことです。
地金の刻印は溶解・分解業者、素材名、品位、重量など様々な情報が記載されています。
これらの情報は地金の価値を保証するものでもありますので、刻印が不鮮明になってしまうと買取額にも影響が現れてしまうのです。
通常の保管状態なら刻印が消えてしまうことはありませんが、もし古くから自宅にある地金であれば刻印を確認しておく方が良いでしょう。
地金の節税について
地金は主に資産運用に活用されるのですが、売却の際には税金が掛かってしまいます。 そのため、課税額を抑えることによって、地金の資産価値をさらに高めることができます。地金売却時の課税額を抑えるための方法としては、5年以上保有してから売却するようにしましょう。
5年以上保有した地金であれば課税対象になる売却益が半分に減額されますので、支払う譲渡所得への課税額も半分になります。 購入してから5年間売却できないデメリットはありますが、課税額が半分になるメリットは資産運用の面では大きなメリットです。
長期的な視野で資産運用を考えている人にも地金は向いていますので、購入の際は5年以上の保有を視野に入れておきましょう。
地金の資産価値を高めるためにも、しっかりとした節税対策は欠かせません。
余分な税金を抑える取引方法を心がけて、地金取引を有効に活用してみましょう。
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