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買取コラム

2015/02/24

プラチナの刻印について

プラチナ

プラチナ製品の大半には純度を示す刻印が記されています。 ただし、全ての刻印の表記が統一されているわけではありませんので、プラチナの純度や種類を見極めるためにはちょっとしたコツが必要です。 そこで、プラチナの刻印について解説してみましょう。

 

プラチナの刻印の基本は英字+数字

プラチナ製品のほとんどには純度を示す刻印が記されています。 刻印の基本は英字でプラチナを示すptと、純度を表す3ケタの数字です。 日本のプラチナの純度はパーミル(千分率)が用いられているため、刻印には999を最高値とした3ケタの数字が使われています。 

古いプラチナ製品やインゴッドには1000と表記されている物もあります。 これは以前の規格ではプラチナの純度100%は、千分率でpt1000と表記されていたためです。 しかし、2012年からはプラチナ純度100%は厳密には存在しないという理由で、プラチナの刻印はpt999が最高値に変更されました。 現在製造されているプラチナ製品にpt1000表記は存在しないので、最近になって製造されたプラチナ製品の刻印がpt1000になっていた際は偽物の可能性を疑った方が良いでしょう。 

注意点としては、日本ではプラチナの刻印が義務付けられていないことです。 つまり、本物のプラチナ製品でも、プラチナの刻印が記されていない場合もあります。 しかし、現在流通しているプラチナ製品の大半は刻印があるため、本物と偽物の見極めが難しく感じることは無いはずです。  

プラチナの刻印は純度と品質を示すキーポイントになりますので、手元のプラチナ製品について気になる場合は刻印を確かめておきましょう。

 

日本と海外におけるプラチナの刻印の違い

日本ではptの英字と3ケタの数字でプラチナの純度を示していますが、アメリカではptだけではなくplatやpmと表記されている場合もあります。 

この他に、プラチナと合金の種類を示すpt900/ir100などの表記も見られます。 これは、90%のプラチナと10%のイリジウムの合金という意味です。 また、日本とアメリカではプラチナの純度に関する基準が異なります。 日本では純度85%からプラチナとして認められますが、アメリカでは95%以上の純度ではないとプラチナとして扱われません。 

海外で購入したプラチナ製品だと日本の物と刻印の表記が異なることがありますので、確認する際には注意した方が良いでしょう。

 

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