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買取コラム

2015/03/10

クンツァイトの特徴や産地について

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パワーストーンとしても人気のクンツァイトの特徴や産地についてまとめてみました。 独特の美しさがある宝石なので、気になる人はチェックしてみましょう。


クンツァイトの特徴

クンツァイトは鉱物的にはスポデューメンに分類される宝石です。 スポデューメンのうちピンク?紫色のものがクンツァイト、薄い緑色のものがヒデナイトと呼ばれています。
ただし、最近ではスポデューメンのうち薄い緑色以外の色は、全てクンツァイトとして取り扱われるようになりました。 そのため、無色、グレー、黄色などのスポデューメンも、宝石市場ではクンツァイトにひと括りにされています。
クンツァイトの語源は、発見者のクンツ博士に因ります。 クンツ博士は宝石界の権威と呼ばれており、ティファニーの顧問も務めた人物です。
また、クンツァイトにはカリフォルニア・アイリスという別名もあります。 これはカリフォルニアで発見されたことと、美しい紫がかったピンク色の宝石がアイリスを連想させることから名付けられた愛称です。
クンツァイトは独特なライラックピンクが美しい宝石ですが、太陽の光や熱に弱い特徴があります。 そのため、日光が当たる場所に置いておくと、退色してしまうおそれがあるので注意しましょう。
クンツァイトは取り扱いについても注意が必要な宝石です。 硬度に優れる特徴を持つ一方で、表面にある縦の繊維状結晶が割れやすくなっているためです。
日常的な使用で割れてしまうことは少ないのですが、落下や衝撃に弱いのでアクセサリーに使われている場合は丁寧に取り扱うようにしましょう。
このように、クンツァイトは美しい一方で、デリケートな性質も持ち合わせています。 自宅の保管場所や取り扱い方には、細心の注意を払うようにしてください。

クンツァイトの産地

クンツァイトの一大産地として知られているのが、アメリカのカリフォルニア州です。 クンツァイトが発見された土地でもあり、カリフォルニア州の鉱山では現在でも多くのクンツァイトが産出されています。
また、マダカスカルやミャンマーもクンツァイトの産地として知られています。 しかし、カリフォルニア州と比べると産出量が少なく、質や大きさに劣ることから流通量はそれほど多くはありません。
ブラジルでもクンツァイトが産出されていますが、どちらかというと無色や黄色のものが多くみられます。 そのため、ブラジル産のライラックピンクのクンツァイトは少なくなっています。
このように、クンツァイトはカリフォルニア州のものが代表的で、クオリティの面でも優れていると言えるでしょう。

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