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十三の渡し。

2011.12.16 十三散策

DSC00521.JPG昔、十三には渡し船があったそうで、今でもその跡はあります。

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十三の渡しがいつからあるのかを調べると、江戸時代に刊行された『摂陽群談(せつようぐんだん)』に行き着きます。

 

『摂陽群談』とは、

1701年元禄14年に刊行された摂津国の地誌です。

その中に『十三濟 同郡新田村より、堀村に渉る處也。

本庄濟の下の渉とも云へり』と書かれています。『西成郡新田村から堀村に渡る所である。本庄済の下の渡ともいう』と読めます。

新田村とは小島新田村のことと思われます。

本庄済とは長柄の渡しの下流の本庄村の渡しのことです。

元禄4年の古地図には十三の渡しの絵が描かれています。

ただ、この地図には十三の文字はありませんでした。十三という地名は元々成小路村の一集落だといわれています。

 地名の起源は不明ですが、名前の由来はいくつかの説があるそうです。

 

ところで、十三には確認できている範囲で渡し跡地周辺に6軒もの、和菓子屋があります。

これも、渡しのなごりだそうです。

昔は、渡し船周辺に茶店のようなお店がたくさんあり、船を待つあいだにそこで、和菓子を食べていたそうです。

茶店が姿を変え、今の和菓子屋となったそうです。

 

一番歴史があるのが

 

DSC00534.JPG 「今里屋久兵衛」

280年もの歴史があります。

今は移転して、駅の改札の目の前にありますが、少し前までは、渡しのすぐ近くにありました。

 

そして、有名な

 

 

 

DSC00532.JPG 「喜八州」です。

こちらは、創業63年とまだ新しいですが、この店構えは立派です。

 

そして商店街を抜け

次の「フレンドリー商店街」へ進むと、最初に見えてくるのが

DSC00536.JPG「寶屋」

お煎餅がたくさんありあます。

開店は遅いようで、昼過ぎに煎餅を並べていました。

 

次が、キングラム十三店さんの隣にある

DSC00538.JPG「ねぼけ堂」

和菓子屋感丸出しです。

 

そして、3軒目

 

 

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「花月堂」

みたらし団子の

屋台がかわいいです。

 

 

 

 

 

そして、栄町商店街に1軒

 

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ぼーっとしていると通り過ぎてしまします。

 

 

 

 

 

 

「永楽堂」

ここがネクサスから一番近い和菓子屋ですが、今の今まで全く気付かなかった程、存在感がありません(笑)

 

十三には渡しがあったので、もしかしたらこれら以外にも和菓子屋があるかもしれないですね?

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