煌びやかに輝く宝石やパワーストーンはアクセサリーに欠かせない存在です。
どちらかというとパワーストーンは手軽な値段で買えるので、市販のアクセサリーに多く使われています。
そこで疑問に感じるのが、宝石とパワーストーンの違いです。
特に値段面では宝石とパワーストーンは大きく異なります。
では、宝石とパワーストーンにはどのような違いがあるのか、解説していきましょう。
宝石とパワーストーンは貴石と半貴石に分類される!
採掘される天然石は、大きく分けて貴石と半貴石の二つに分類されます。
このうち資産価値の高いものが貴石、それ以外は半貴石になります。
ざっくばらんに言ってしまえば、一般的に高額で取引されている宝石が貴石に当てはまると考えれば良いでしょう。
なかでも「ダイヤモンド」「ルビー」「サファイア」「エメラルド」は四大貴石と呼ばれており、
宝石の中でも別格の希少性を誇ります。
対して半貴石は、宝石よりもパワーストーンとして流通しているものが大半です。
きちんとカットされて宝飾品に使われている半貴石もありますが、相対的に見るとほんの一部と言えるでしょう。
値段が全ての価値を左右するわけではありませんが、資産性の面ではパワーストーンより宝石の方が上回っています。
自分の持っている宝石やパワーストーンの価値が気になるようなら、まずは貴石と半貴石の分類を確かめてみてください。
全ての宝石が高価とは限らない!
貴石に分類される宝石でも、全てが高額で取り引きされているわけではありません。
実際には、採掘された天然石の中でも宝石として加工されるものはほんの一部です。
つまり、大半は宝石として加工されるクオリティに達しておらず、その他の用途へと使用されることになります。
そのひとつとして、アクセサリー用のパワーストーンになる天然石もあるのです。
例えば、アメシストを宝石としてカット加工すると、薄い色で透明な輝きを放ち宝飾品として重宝されます。
しかし、色が濃いアメシストではどんなに加工しても、宝石として扱うほどの透明性が生まれません。
そのため、宝石に不向きなアメシストは、天然石の状態でパワーストーンとして流通することが多くなります。
このように、宝石とパワーストーンは素質の違いで、その後の加工や流通価値が大きく変わるのです。
高額で取り引きされるのは宝石の方ですが、美しさの判断基準は個人の価値観によって異なります。
必ずしも宝石が優れているとは限りませんので、自分の好みに合う宝石やパワーストーンを見つけてみてください。