ステンレスってどんな素材?
ステンレスというと合金素材を連想する人がほとんどだと思います。
しかし、実際にどのような金属なのかは、正確に把握していない人がほとんどでしょう。
そこで、ステンレスについて簡単に説明しておきましょう。
まず、ステンレスの定義についてですが、鉄を50%以上含むクロムなどの合金です。
それぞれの配合比率によって、ステンレスの呼び名が変わります。
一般的な製品に使われているのは430ステンレスや304ステンレスです。
水に錆びにくい特徴があり、時計だけではなくキッチン製品にも使われています。
なかでも高級ステンレスと呼ばれる316Lステンレスは、有名腕時計ブランドや医療用具にも使われているほど優れたクオリティを誇ります。
このように身近なステンレスにも様々な種類があり、素材の特徴や価格によって使われる分野が異なってきます。
その中でもロレックスの腕時計に採用されているのは、スーパーステンレスとも呼ばれる904Lステンレスです。
では、ロレックスに用いられている904Lステンレスとはどんな素材なのでしょうか?
ロレックスに使われる904Lステンレスってどんなものなの?
ロレックスの腕時計に使われているのは904Lステンレスで、主に化学産業分野で使われていました。
ハイテク産業や宇宙工学の分野でも用いられており、ステンレスの中でも別格の高級素材です。
904Lステンレスの特徴としては鉄の配合比率が50%まで下げられており、その他の金属が残りを占めています。
したがって錆に強く耐久性にも優れており、特殊な分野の産業素材としても使われているのです。
この904Lステンレスが腕時計の分野で使われた前例はなく、1990年代初頭からロレックスが取り入れたのが初めてだと言われています。
最近では他の腕時計メーカーも採用しつつあるそうですが、ロレックスのように幅広いモデルに取り入れているところはありません。
また、ロレックスでは904Lステンレスを自社製造しているのも特色です。
そのため、腕時計に最適な素材感を実現しており、機能面以外の部分にもユーザーへの配慮が垣間見えます。
904Lステンレスは錆びにくい特徴を活かしたダイバーズウォッチや、傷に強いボディの実現にも役立っています。
これこそがロレックスの腕時計が長年使い続けられる秘訣のひとつでもあり、タフに使いこなしたい人にもぴったりです。
アクティブ派の腕時計選びにもおすすめですので、気軽にロレックスのラインアップをチェックしてみましょう。
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