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ブラックオパールの特徴や産地について
2015.02.25 買取コラム
ブラックオパールの特徴
ブラックオパールは名前にブラックと付きますが、黒色に光る宝石ではありません。 原石が黒色や暗色になっていることから、ブラックオパールと呼ばれるようになりました。 ただし、研磨の加減によっては、黒色や濃灰色に仕上がるブラックオパールもあります。なかには、イエローやオレンジなど鮮やかな色合いに光るブラックオパールもあり、バリエーションの豊かさは他の宝石に引けを取りません。
ブラックオパールの中でも一般的なのは、黒の地色にグリーンやブルーの発色が見られるものです。
市場に流通しているブラックオパールで多く見られる色合いということもあり、値段的に手ごろで入手しやすいことも魅力と言えるでしょう。
レッドやオレンジの発色を伴うブラックオパールもあるのですが、これらは装飾品の原材料としても人気を集めています。
神秘的な色合いを持つためパワーストーンとしても用いられることも多く、宝石としての価値だけでは計り知れない人気があります。
ブラックオパールはオパールの中でも希少性が高いものが多く、発色や色合いによってはさらに流通量が限られてしまいます。
宝石の中でも人気が高いため、機会があればブラックオパールをチェックしてみると良いでしょう。
ブラックオパールの産地
ブラックオパールの代表的な産地として挙げられるのはオーストラリア北部にあるライトニングリッジです。 ライトニングリッジは世界で唯一のブラックオパールの産地と言っても過言ではなく、市場に流通している大半を産出しています。対して、同じオーストラリアのクイーンズランド州もブラックオパールの産地のひとつです。
ただし、クイーンズランド州で発掘されるブラックオパールは、正確には赤みがかったボルダーオパールです。
そのため、クイーンズランド州で産出されたものは、クイーンズランドブラックオパールと呼んで、正規のブラックオパールと区別しています。
このようにブラックオパールは産地が限られているため、年々流通量が減少してきました。
新たな鉱脈の探索も続けられていますが、絶対的な埋蔵量が少ないため今後の状況が改善していくのは難しいと言われています。
このようにブラックオパールは産地と産出量が限られているため、今後も希少性はさらに高まっていくでしょう。