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キャッツアイの特徴や産地について
2015.02.20 買取コラム
本語では猫目石と呼ばれているキャッツアイは、その名の通り猫の目のような不思議な光彩が特徴です。
神秘的な見た目から古来から呪術などにも用いられており、パワーストーンのひとつとしても知られています。
そんなキャッツアイについて、特徴や産地をまとめてみました。
キャッツアイの特徴
キャッツアイは猫の目のような形と輝きが特徴です。 1世紀頃のローマではすでにキャッツアイが用いられていた記録が残っており、古い歴史を持っている宝石です。キャッツアイは不思議な形と輝きから、まじない的な効果があると信じられてきました。
東洋の呪術にも用いられており、現在でもパワーストーンのひとつとして高い知名度を誇っています。
そんなキャッツアイが宝石として注目を集めたのは、19世紀の終わりごろからです。
イギリス王室のコノート公爵がエンゲージジュエリーにキャッツアイを選び、このことが世界的なキャッツアイ人気を巻き起こしたと言われています。
キャッツアイという名称は、正確には「宝石に現れる猫目効果」を指します。
つまり、猫目効果のある宝石は種類を問わず、全てキャッツアイと呼ばれるのです。 そのため宝石としてのキャッツアイは、クリソベリル・キャッツアイが正しい呼び名になります。
キャッツアイの特徴は、中央を光のラインが走るような輝きです。
見る角度や光の加減によって、猫の目のように左右を光が動くユニークさもキャッツアイの美しさを引き立てています。
白と黄色を混ぜたような独特の色合いも、キャッツアイの魅力です。
上質なキャッツアイはミルク&ハニーと呼ばれるように、白みが強い黄色の輝きがあります。
しかし、市場に出回っている安価なキャッツアイは、レモンのような深い黄色や緑がかった黄色が多く見られます。
キャッツアイは加工処理方法が存在せず、出回っているのは全て天然石です。
自然が作り出した美しい石のひとつで、コレクターズアイテムとしての価値も申し分のない宝石です。
キャッツアイの産地
キャッツアイの産地として有名なのはスリランカとブラジルです。 特にスリランカのキャッツアイは最高級の品質と言われており、高い市場価値を持っています。しかし、近年になりスリランカのキャッツアイ産出量は減少してしまいました。
現在では、1990年代にマダカスカルでキャッツアイの鉱脈が発見され、スリランカに代わる産出国として知られています。
品質もスリランカに負けず劣らずの良質な物が多く、今後のキャッツアイ産出国の一環を担っていくと考えられます。