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ルビーの特徴や産地について

2015.02.15 買取コラム

ルビー

7月の誕生石としてもお馴染みのルビーについてまとめてみました。 特徴や産地などを知っておけば、ルビーに関する興味が深まること間違いなしです。

 

ルビーの特徴について

ルビーの最大の特徴は目の覚めるような赤色です。 このルビーの代名詞とも言える赤色の秘密は、石の中に含まれる不純物であるクロムによります。 

この石中に含まれるクロムが5%以内であれば、一般的にルビーと見なされます。 そして、クロムの含有比率が上がれば上がるほど、ルビーの赤色が濃くなる仕組みです。 その中でも、クロムが0.1%しか含まれていないものは、ルビーではなくピンクサファイアと呼ばれる宝石になります。 

しかし、クロムの含有量が5%を超えてしまうと赤さよりも黒さが強くなってしまい、宝石としての価値は無くなってしまうのです。 そのため、クロムの含有量が多いものは、宝石ではなく工業用研磨剤として活用されています。 

また、ルビーは人工処理を受けることが多い宝石です。 ルビーは熱処理を行うことによって赤色の発色を強めつつ、透明度を高めることができます。 さらにルビーの中に含まれているシルクと呼ばれる針状の結晶を消すこともできるため、見た目の美しさや輝きを増すことができるのです。 

ジュエリーやアクセサリーでも人気のルビーには、このように様々な特徴があります。 新たにルビーの購入を考えているなら、特徴を踏まえて少し見方を変えてみてはいかがでしょう。 

ルビーの産地の中でも代表格と言えるのがミャンマーです。 ミャンマーで採掘されるルビーには、ピジョンブラッドと呼ばれる最高級の品質のものが見られるためです。 ピジョンブラッドと呼ばれるルビーはクロムの含有量が1%前後となっており、深く鮮やかな赤色が特徴です。 

赤色の輝きだけではなく、わずかに黒みのある陰りも独特の美しさを醸し出しています。 しかし、ミャンマーは近年政情不安などがあり、採掘量と流出量が年々減少している傾向があります。 今後も流出量が増える見込みは少ないため、ミャンマー産のルビーは高値を維持し続けるでしょう。 

また、タイもルビーの産出国として有名です。 タイのルビーはビーフブラッドと呼ばれており、重厚感のある赤色が特徴です。 ビーフブラッドには鉄分が含まれているためで、他のルビーよりも青みがかかった発色をする特徴があります。 ビーフブラッドも高額で取引されており、ピジョンブラッドに次ぐルビーの代名詞です。  

このようにルビーの産出国によって、その特徴も異なってきます。 ピジョンブラッドやビーフブラッドはお目に掛かる機会が少ないかもしれませんが、ルビーの中でも最高峰なので名前は覚えておくと良いでしょう。

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