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銀の性質、特徴について
2015.02.26 買取コラム
銀の性質について
銀は古代から人類が利用してきた金属のひとつです。 美しい光沢と輝きを持つことから、装飾品としても古くから用いられてきました。 銀の性質の中でも特筆すべきなのは、延性と展性に優れていることです。金属の中では金に次ぐ延性と展性を持っており、1グラムの銀から2000メートル以上の線に伸ばすことができます。
つまり、銀は加工のしやすい金属なので、科学が発達していない時代から様々な用途で使用されてきました。
また、銀は硫黄化合物やヒ素化合物などが触れると、いち早く変色する性質があります。
この性質によって、古くから上流階級の食器に銀が使用されており、毒の混入を察知することに使われてきたそうです。
最近では銀の持つ殺菌力を活かして、抗菌材として使用されることが増えてきました。
抗菌加工に銀イオンが使われることも多く、防臭効果にも注目されています。
銀というと貴金属のイメージが強いかもしれませんが、銀が持つ性質を活かして私たちの生活の身近な物に幅広く取り入れられています。
銀の特徴を活かした活用分野について
銀には様々な特徴があり、幅広い分野で活用されています。 まず、最も代表的な用途と呼べるのが宝飾品やジュエリーの原材料です。銀は比較的リーズナブルな値段で入手できることから、日常的に使うピアスやネックレスチェーンにも用いられています。
次に感光剤やフィルムの材料としても、銀が多く用いられています。
最近では銀以外の原材料も取り入れられていますが、今でも原材料として用いられているのは銀がメインです。
また、抗菌剤の成分としても銀が使われています。
銀には除菌や抗菌だけではなく、防臭効果もあるためデオドラント製品に配合されるようになりました。
この他にも、銀の通電率の高さを活かして電子部品にも活用されています。
工業製品の原材料の代表格でもあり、工業用材料のひとつとして欠かせない金属です。
このように、銀が持つ特徴は科学の発展だけではなく、人類の暮らしを支える役割を担っています。
身近な製品にも銀は数多く使われていますので、ちょっとした機会に身の回りを振り返ってみるのも良いでしょう。