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アメジストの特徴や産地について
2015.03.08 買取コラム
紫の神秘的な輝きで人気のアメジストについてまとめてみました。 アメジストについて様々な情報を載せているので、気になる人はチェックしてみてください。
アメジストの特徴
アメジストは紫水晶とも呼ばれる美しい輝きを持つ宝石です。 語源は古代ギリシア語の「酔っていない」から名付けられました。 古代ギリシアでは実際にアメジストが酔いを防ぐ宝石と信じられており、酒宴の席で盛んに用いられていたほどです。さらに、アメジストは清純や浄化を象徴する宝石とも考えられてきました。 現代でもパワーストーンのひとつとして使われており、神秘性の高さを裏付けています。
アメジストの独特な紫色は、内包されている鉄イオンの変化によるものです。 かつては含有されているマンガンが発色していると考えられていましたが、現在では鉄イオンが放射線や熱によって変化を起こして紫色を生み出すと判明しています。 そのため、無色の水晶に放射線を照射することによって、人工的にアメジストを作り出すことも可能です。
天然アメジストの中でも希少性が高いのが、ディープ・シベリアンです。 ディープ・シベリアンは全体のうち75?80%ほどが紫色で、残りの部分が青色で構成されたアメジストです。 深みの強い紫色と透明感のある青色のコントラストが美しく、アメジストの中でも人気を集めています。
また、採掘した時点で透明緑色のアメジストはプラシオライトと呼ばれており、希少性が高いことで知られています。 プラシオライトはアメリカの限られた地域のみで採掘されるため、市場の流通量も少ないことが特徴です。
アメジストは紫色が基本の宝石ですが、カラーバリエーションもあり他の宝石に引けを取らない美しさを誇ります。 パワーストーンとしても活用できるため、手元にひとつ置いておくのも良いでしょう。
アメジストの産地
アメジストの産地として最も有名なのは、ブラジルです。 ブラジルのアメジストは淡い紫色が多く、王道とも呼べる輝きがあります。また、マダカスカルもアメジストの一大産地です。 マダカスカルで産出されるアメジストは赤色やすみれ色に近く、他の地域で産出されるアメジストと少し異なった趣を持っています。
この他にも、ウルグアイやアメリカのカリフォルニア州やネバダ州など、世界の様々な地域でアメジストは産出されています。 それぞれの地域でアメジストの特徴は異なりますので、自分の好みの色合いを探しているなら産地にこだわってみるのも良いでしょう。