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金投資を現物で行うメリットとデメリット

2015.03.30 買取コラム

金

金投資は景気動向に左右されにくく、資産の保全性が高いと言われています。 特に金を現物で持つことは、様々なメリットと同時にデメリットも生じるため注意が必要です。 そこで、金投資を現物で行うメリットとデメリットをまとめてみました。

 

金投資を現物で行うメリットとデメリット

金投資には、現物で所持する方法があります。 インゴッド(金塊)やコイン(金貨)で持っているだけで、資産価値を保つことができます。 ただし、金を現物で持つメリットがある一方で、デメリットもあることに注意しましょう。 そこで、メリットとデメリットについてご説明します。 

まず、金を現物で持つメリットとしては、所持にまつわるコストが節約できることです。 他の金融資産や不動産のように、税金や手数料が掛からずに済みます。 つまり、金を現物で持つと資産価値を保ちながらも出費を抑えられるため、コストパフォーマンスの面で優れているのです。  

対して、金を現物で持つデメリットですが、自宅保管の場合は盗難や紛失のリスクが生じてしまいます。 金庫で保管するとしても、自宅保険では盗難や紛失のリスクは避けられませんので、銀行の貸金庫を利用する方が安全性の点では確実です。 しかし、銀行の貸金庫は相応の費用が掛かりますので、コスト面の負担が増えてしまいます。 

このように、金を現物で持つことはメリットとデメリットの双方が存在します。 メリットとデメリットの内容をしっかり把握したうえで、金投資の手法について検討してみましょう。

 

金投資は信託の方が安心?

金を現物で持つことに抵抗があるなら、金ETFなどの投資信託を視野に入れてみると良いでしょう。 投資信託は金の現物を購入するのではなく、株式のように一口単位で購入する仕組みです。 

つまり、金を現物で持っていなくても、金を資産として保有していること同じになります。 ただし、株式などとは異なり、金の投資信託は配当などの利回りはありません。 そのため、安く購入して高く売却することで差益を得るか、資産の長期保持目的で投資を行うことが基本です。

 また、金を現物で持つわけではないため、保管コストやリスクを軽減できます。 信託報酬や売買手数料は掛かりますが、運用の一環として支払う金額なので利益が圧迫されるほどの出費にはなりません。

今後の経済の先行きに不安を感じる場合や、資産管理のひとつに金を取り入れたいのであれば投資信託も有効な手段です。 金は少ない資本からでも始められますので、将来を見越した資産形成に役立ててみると良いでしょう。

 

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