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アゲートの特徴や産地について
2015.03.06 買取コラム
パワーストーンとしても人気が高いアゲートの特徴や産地をまとめてみました。アゲートの購入や売却を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
アゲートの特徴
アゲートは水晶と同じ成分で構成されている宝石です。和名は瑪瑙(めのう)で、こちらの呼び名の方が日本では馴染みが強いかもしれません。
アゲートの最大の特徴は独特の縞模様です。縞模様が無いものはカルセドニーと呼ばれており、同じ構成成分でも種類が異なる宝石として扱われています。
アゲートの名前の語源は、イタリアのシチリア島にあるアカーテ川のほとりで発見されたためです。このアカーテが英語読みで世界的に広まり、アゲートと呼ばれるようになりました。
アゲートは水晶と同じくモース硬度7で、宝石の中では高い硬度を誇ります。そのため、古代では石器として加工して使われていました。現在でもアゲートの硬度を活かして、様々な美術品や調度品の原材料に活用されています。
アゲートには表面に細かな穴が開いていることも特徴です。この穴に着色料を流し込むことにより、アゲートの縞模様を様々な色に変化させることができます。そのため、市場で流通しているアゲートの多くは、人工的な染色が施されていることがほとんどです。
アゲートは産出量が多く、手ごろな値段で入手できる宝石のひとつです。天然物の美しい縞模様が付いている物など一部では高額なアゲートもありますが、基本的には安価な物が多いのでコレクションとして購入してみるのも良いでしょう。
アゲートの産地
アゲートは世界各地で産出されますが、最も産出量が多いのはブラジルです。ブラジルのアゲートは質が良いことでも知られており、アクセサリーや美術品の原材料としても使われています。
また、インドで産出されるアゲートは大粒でくっきりとした模様を持つことで有名です。インド産のアゲートはクオリティに優れており、コレクターからも注目されています。
メキシコやアメリカ南部のニューメキシコ州などの中南米エリアも良質のアゲートの産地です。美しいレース状の模様が入ったアゲートが産出され、なかにはファイヤーアゲートと呼ばれる独特な輝きを持つものもあります。
日本では石川県、富山県、北海道などがアゲートの産地です。しかし、近年では産出量が減少しており、各地で有名だった瑪瑙(めのう)細工にも輸入物が使われるようになっています。国内産の良質なアゲートは希少になりつつありますので、取引価格も上昇傾向にあると言えるでしょう。