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銀相場の価格推移と投資メリットについて
2015.03.16 買取コラム
銀相場の価格推移について
銀相場は貴金属の中でも上下幅が大きいことが特徴です。 かつて、2000年代前半までは8ドル台で取引されていましたが、2011年からは50ドル台に急騰しました。 その後は下落傾向が続き、2016年からは15ドル前後で安定しています。現在では安定傾向が見られる銀相場ですが、乱高下が激しい貴金属なので注意が必要です。
相場変動の原因は大量の買い占めや供給過多が起こるためで、今後もこれらの可能性は否定できません。
相場推移の予想も難しいため、貴金属投資の中では上級者向けと言えるでしょう。
銀への投資はどんなメリットがあるの?
銀相場は荒れやすいと言われていますが、一定以上の工業用需要があるため長期的に見ると上昇傾向が予測されます。 つまり、極端な高値で購入するのでは無ければ、銀への投資は資産保全に向いています。特に不景気で株や外貨に利回りが期待できない場合や、投資リスクが大きいと判断される際は、資産価値が崩れにくい銀などの貴金属投資の方が安全です。
ただし、銀の投資は短期的な利潤目当ては難しく、どちらかと言うと長期保持するべき貴金属です。
金やプラチナと比べると資産性が低いと思われがちな銀ですが、工業用需要の高まりを受けて今後の相場価格は一定水準以上を維持すると考えられています。
不景気でも資産性を保てるメリットがあるため、資産運用に悩んだら銀への投資を検討してみるのも良いでしょう。
銀投資は長期的な視野が基本!
銀に限らず、貴金属類への投資は守りの戦略の一環として行われることが一般的です。つまり、利潤を追求するための投資ではなく、資産価値を維持するための投資になります。
そのため、銀へ投資する際には短期間で売り買いを繰り返すよりも、ある程度長期間保有するように心がけましょう。
この際の注意点として、銀に投資した金額が拘束されることが挙げられます。
長期間保有を前提としていると、相応の期間は銀を保持することになるため、銀を購入した資金は現金資産として運用できません。
したがって、売却して他の資産に乗り換える予定があるなら、一度に購入する銀の量を控えておくと良いでしょう。
また、銀は長期的に見ると値上がりする可能性が高いと言われていますが、短期的な相場変動では急騰や下落することも十分あり得ます。
もし、安全性を最優先にするのであれば、銀相場の変動を注視しつつ値下がりのタイミングを待って購入するようにしましょう。