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スピネルの特徴や産地について

2015.03.09 買取コラム

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様々な色合いで人気を集めるスピネルについてまとめてみました。 世界的に人気が高い宝石で、特殊効果の多さも特徴のひとつです。


スピネルの特徴について

スピネルは尖晶石とも呼ばれる宝石のひとつです。 含有成分はマグネシウムやアルミニウムで、酸化鉱物の一種に分類されます。 成分によって種別が異なり、アルミウムスピネル、アイアンスピネル、クロムスピネルなどと呼ばれます。
スピネルの中でも人気が高い赤く輝くタイプは、かつてバラス・ルビーと呼ばれていました。 いわゆるルビーの一種として分類されていたのですが、鉱物学の観点からルビーとスピネルが全くの別物であるためバラス・ルビーの呼び名は廃れてしまいました。
スピネルは世界各国の王室でも用いられていることで知られています。 イギリス王室やイラン王室では王冠の装飾にスピネルが取り入れられています。 なかでも、イラン王室の王冠に使われているスピネルはサマリアン・スピネルと呼ばれており、世界最大の大きさを持つスピネルとして有名です。
スピネルはカラーバリエーションの豊富さも特徴のひとつです。 代表的な赤色やピンクだけではなく、青色、緑色、褐色など、様々な色合いで人々を魅了してきました。 透明度の違いもスピネルの特色となっており、それぞれの宝石に異なった表情を生み出しています。
また、スピネルは特殊効果が多く見られる宝石でもあります。 なかでも青色からピンクにカラーチェンジするスピネルは、希少性の高さで人気を集めています。
この他にも、キャッツアイ効果やスター効果など、それぞれのスピネルのオリジナリティを生み出す効果が豊富に備わっています。 ただし、希少性が高くても価格に反映されない特殊効果もあるため、スピネルに関しては希少性が高額とイコールにはならないことを覚えておきましょう。

スピネルの産地

スピネルの産地として最も有名なのはミャンマーです。 ミャンマーで産出されるのはレッドスピネルで、世界的に人気を集めています。
他に有名なのは、スリランカで産出されるピンクスピネルです。 ミャンマーのレッドスピネルと並んで、スリランカ産のピンクスピネルは高値で取引されています。 レッドスピネルとピンクスピネルは希少性の高さにおいても他の宝石に引けを取らず、今後も価値は上昇していくと思われます。
ミャンマーやスリランカを始めとして、中央アジア産のレッドスピネルやピンクスピネルは高額で取引されているため、機会があればじっくりと鑑賞してみると良いでしょう。

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