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宝石の品質と買取価格の関連について
2015.04.03 買取コラム
宝石の品質は3パターン
宝石の美しさはカットや研磨など、精製過程で大きく変化します。 そのため、宝石の価値は精製業者の腕前にも大きく左右されます。 しかし、宝石の大まかな品質は採掘された原石の時点である程度決定しています。 原石の分類は「ジェムクオリティ・ジュエリークオリティ・アクセサリークオリティ」の3つです。これらの分類のうち、最も価値が高いのはジェムクオリティで、次いでジュエリークオリティになります。
ジェムクオリティとジュエリークオリティのいずれにも当てはまらないものは、全てアクセサリークオリティと見なされます。
原石の時点でクオリティが決まる理由は、それぞれの透明度に違いがあるためです。
ジェムクオリティは採掘された時点で、透き通るような無色の輝きを持っています。
言わば、素材の段階で他のクオリティとはレベルが異なっているのです。
ジュエリークオリティはややジェムクオリティには劣りますが、優れた透明度を持ち希少性の面で優れています。
そのため、一般の市場に流通している宝石はほとんどがアクセサリークオリティで、ジェムクオリティやジュエリークオリティにお目にかかることは稀です。
このように宝石の品質は3つに分かれていますが、実際の買取査定において品質を意識する場面はそれほど多くありません。
もし宝石の買取を考えているなら、宝石の品質よりもコンディションやデザインが査定のウエイトを占めることを理解しておきましょう。
品質が高いほど買取額も上がるの?
宝石の品質は「ジェムクオリティ・ジュエリークオリティ・アクセサリークオリティ」の3つに分類されます。 これは品質が高い順に並んでおり、ジェムクオリティは原石の時点から目視で違いが分かるほどの透明度を持っています。ジュエリークオリティも同様に透明度が優れており、プロのバイヤーが世界各国へ買い付けに出掛けていると言われています。
ただし、ジェムクオリティやジュエリークオリティの原石は非常に数が少なく、一般的に流通している宝石はほとんどがアクセサリークオリティです。
したがって、宝石の基本となる品質は原石の時点で決まっているものの、一般ユーザーが手にする宝石については、買取価格との関連を深く考える必要はありません。
宝石の品質は原石の時点から左右される要素ではありますが、買取価格を決定付けるものではないので、それぞれのカットや研磨の美しさが査定のポイントになることを覚えておきましょう。