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意外と知られていないダイヤモンドの宝石以外の用途

2015.02.13 買取コラム

ダイヤモンドカッター

ダイヤモンドと聞くと、ほとんどの人がジュエリーを想像すると思います。 しかし、ダイヤモンドの用途は装飾用だけではありません。 そこで、様々なダイヤモンドの用途をご紹介しましょう。

 

工業用として使われるダイヤモンド

ダイヤモンドの中でも宝石として使うのは難しい小粒の物は、工業用として使用されます。 選定の際には大きさだけではなく品質もポイントになり、傷が入っていたり黄色が強いものは装飾用としては利用できません。 この基準を満たしていないダイヤモンドは、ほとんどが工業用ダイヤモンドとして使われます。  

工業用ダイヤモンドとして、最も多く取り入れられているのがダイヤモンドカッターです。 石材や金属を切断する道具で、ダイヤモンドの優れた硬度を利用しています。 道路工事などでアスファルトを切断する光景を目にしたことがあるかと思いますが、これがダイヤモンドカッターの一種です。 

他には、ダイヤモンドの硬度と強度を活かした研磨剤として利用されています。 金属の研磨や研削機材の一部にダイヤモンドを取り入れており、耐久性と実用性を両立していることが特徴です。 ドリルの先をダイヤモンドでコーティングしたものもあり、工業機材として幅広い用途を誇っています。
関連記事:人工ダイヤと天然ダイヤの違いとは

家電として使われるダイヤモンド

ダイヤモンドは工業用品だけではなく、家電の分野でも幅広く利用されています。 最も身近な家電製品としては、レコードの針が挙げられます。 細く磨きあげて作るレコードの針には、相応の耐摩耗性と強度が必要です。 そのため、高い硬度を誇るダイヤモンドがレコードの針の原料として用いられてきました。 また、LSIなどのハイテク部品にもダイヤモンドが利用されています。 

これはダイヤモンドの優れた熱伝導性を応用しており、現在の家電では欠かせない部品です。 半導体の材料としてダイヤモンドを活用する研究が進んでいるため、今後はハイテク機材の一部にダイヤモンドが取り入れられるようになるでしょう。  

さらに、家電製品や工業用品の製造現場では、ダイヤモンドを使った資材が多数存在します。 特に、自動車や自転車の生産ラインではダイヤモンドを用いた専用機材が欠かせません。 

つまり、ダイヤモンドが無ければ、現代の工業製品の多くは世に出回ることはないのです。 この他にも宇宙研究や精密機器の分野において、ダイヤモンドは欠かすことのできない原材料となっています。 普段は宝飾品のイメージが強いダイヤモンドですが、様々なシーンで人間の生活を支えている鉱石と言えるでしょう。

 

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